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明けた【2024年01月01日】

去年は仕事は暇だったのだが色々あって落ち着いた気持ちになれなかったが、今年はもう少し落ち着けると良いなぁ。

去年は作品的には「アイカツ!10th」「もののがたり」「おとなりに銀河」と3タイトル発表されたのだけれど、どれも2022年中にはほとんど作業を終えていたので仕事の方は暇だっというわけ。

来年は少しは忙しそうだけど、発表できるものはしばらく何もなさそう。

50を過ぎて大病はしていないものの体はあちこちガタが来ていて病院へ行くことが多かった。これはまあ仕方あるまい。

コロナ禍の間より世間は喧騒を取り戻して久しぶりに年の瀬らしい活況を呈しているように見えて何よりだが、私はなんだかやっぱり落ち着かず正月気分には浸りきれていない。

正月もゆるゆる仕事をしなければ…こういうのは久しぶりだ。

とはいえ、大晦日は仕事をづる気は起きず本を読んだりでのんびり。

未読だった『「未熟さ」の系譜ー宝塚からジャニーズまでー』著:周東美材を読んだ。

面白かったのだが、明治末期から昭和中期1970年代あたりまでのポップカルチャーの歴史の記述が主で未熟さの愛玩への読み解きはちょっと食い足りなかった。けれど近代の家族形態と子供を通した異文化受容がその中心にあったという見立ては面白いと思った。未熟さへの愛玩は近世とは断絶があるというのが本書の態度なのだが、本当にそうなのか?と私は思う。繋がるマインドもあるんじゃなかろうか。

日本独特と言われている未熟なものへの愛玩が近代、それもここ100年くらいで形成されたものというのは納得できる部分もありつつ、もう少し掘り下げないとよくわからない。

なんでこんなことに興味がるのかというとアニメカルチャーもどっぷり「未熟さ」への愛玩と寄り添っていると思うからだ。

本気で調べようと思ったらとてつもなく大変なのでどこまで出来るやら分からないが、ちまちまと調べてみたい。

日が昇ったら初詣に行くつもりだが、健康祈願これしかない。

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