舞台挨拶・いつ高【2025年06月22日】

週末は久しぶりに舞台の観劇。
三鷹でロロのいつ高シリーズの再演。
キャストは新しくなり、一緒に行った内古閑さんによるとアレンジもかなり加わっていたらしい。
期待通り面白かった。

舞台での役者の芝居は勉強になる。
特に日常をモチーフにした芝居は手の使い方や立ちポーズなど参考になることが多い。

アニメで人間の役者の様な芝居をさせるには、やはり手間や画力などの問題で相当に難しいと思うが、それでも上手く切り取れば可能だと思う。

リアルかどうか、ということではなく、人間が感情の発露や人に物を伝える時にやっていそうな体の動きをそれらしく作り出したい。

ロトスコープを使ったからリアルになるという物でもなく、上手な役者はリアルでないとしても「らしさ」で何かをうまく伝える術を持っているように思う。

上手いアニメーターもそうだろう。

映画を見ているよりも、常に全身が見える舞台の方が役者の技術をわかりやすく感じることができる。

帰りに喫茶店で内古閑さんと話し込み、長居しすぎて店員なのか店主なのかおじさんに追い出される。

久しぶりに会って積もる話が尽きなかったもので。

日曜は午前中にアイカツ!メモリアルステージの舞台あいさつ。

下地嬢、川上嬢と登壇。

客席には知り合いの大学生のリアルファンだったお嬢さんも来てくれていた様で嬉しい限り。

楽屋の雑談で、横浜で開催中の衣装展に来てくれているお客さんも、ほとんどが女の子と聞いた。

劇場にも結構女性ファンが来てくれていた。

10thの時でしばらくこの手の登壇も無くなるだろうと思っていたが、忘れた頃に呼ばれて記憶を掘り起こすきっかけになっている。

とはいえ、どんどん制作時の記憶は遠のいているので今後も話すことができるのか自信はあまりない。

帰り道、ついでにとセール中の近所の園芸店に立ち寄ったのだが、あまりの暑さに少し熱中症気味になったしまった。

千日紅とPWのユーフォルビアとリーフを買う。
ホスタとかは欲しいと思ったが重くなるので諦めた。
オージープランツなんかは殆ど売れてしまっていた様だ。

家に帰って花壇を眺めてから、もう少し買ってくればよかったかなと思ったりする。

花がほとんど終わったバーバスカムは引っこ抜いて何か他のものを植えよう。

しかし、作業できるとしたら週末になりそう。

買ってきた苗も放置になりそうだが、あまりに暑いので心配。

あ、アメリカがイランの核施設を攻撃したとか…。

どうなることやら。

植物日誌:ローダンセマム枯れる【2025年06月17日】

今日は以上に暑かった。

しばらく前から、株元が枯れ込んでいてしんどそうだな…と思っていたローダンセマムが2つとも枯れた。
日陰に移動してみたのだが、甲斐なく。やはり暑さと蒸れかなぁ。
同じ菊の仲間でもオステオスペルマムは全然元気で、株元はやはり枯れ込んだ部分もあるが花芽すら上がっている。
ローダンセマムは買ったのも遅かったので株もあまり大きくなったいなかったせいもあるかも。

午前中に買ってから一月ほど放っておいた苗、タリクトラム・ヒューイッツダブル、タリクトラム・ロケブルニアナムをスリット鉢に植え替え。
ヒューイッツダブルの方は根が全然張っていなくてポットから出した時に根がかなり千切れてしまう。
地上部は元気なのだが暑さもあり、かなり不安。
紫の小さな花が咲くはずで気に入っているので無事根が張ってくれることを祈る。

ヘリアンサス・レモンクイーンは先日大きい鉢に植え替えたのにも関わらず水切れが早い。
暑いので仕方ないか。

水やりがいよいよ大変になってきた。

梅雨入り【2025年06月15日】


梅雨入りしたらしいが週末は雨なものの来週は結構晴れそうで、空梅雨になりそうな雰囲気。

仕事はジリジリと進んでいる。
今週は大きなイベントは音響作業、編集。あとは細かな打ち合わせ。
それなりに使える時間がある割にはコンテの進みは悪い。

園芸作業は水やり以外は特に出来ず。
植え替えたい苗が2つあるが、来週晴れてからやるしか無さそう。

ローダンセマムの調子が悪かったので日陰に移動したが日陰すぎたのかさらに調子が悪くなり復活は難しそう。
やばいかと思っていたバーベナ「はなあかり」はなんとか生き延びてくれた様で再び花をつけた。
コゴメウツギは明るい葉が綺麗で気に入っていたのだが、しばらく前の雨続きで軒下に移動していなかったせいか調子を崩し、新芽はある様なので枯れた部分をバッサリカットして様子見。強健な種類というもののちょっと厳しそうである。

アガパンサス・ファイヤーワークスの花芽が上がってもう直ぐ咲きそうな状態。
少しお高い株だったが、根はガチガチに張って購入時入っていた鉢から出すのにガンガン叩かないと出てこなかったぐらい。
葉もしっかり茂って、花茎も太く風が強くても折れないだろうと思われる。
花色がとても美しい品種なのでめちゃくちゃ楽しみ。

幾つか買ったエキナセアはまあまあ元気に育っている様子。
今年はどこまで花はそんなに咲かないだろう…しっかり冬越しできるくらいに株が大きくなるかが心配。

ガザニアビーストは真ん中がぱっくり割れて不格好だったのが、芽が出て埋まっていきそう。強健で花もよく上がるが、あんまり見た目が良くないなと思っていたのでこん盛りしてくれると嬉しい。

スーパーアリッサムはぽちぽち咲き始めたものの、あまり花付きは良くない。そもそも時期を外れてしまったので仕方ないのかもしれないが。秋にもっと花が上がるのを祈りたい。ちょっと水捌けが悪いのかもしれない。

いちじくはとにかく葉っぱがデカくなって小さな実も出来ている。

イスラエルがイランに仕掛けたのは流石にやりすぎだろう。
ネタニヤフはチキンレースに勝てると思っているのか?

藤津亮太「富野由悠季論」を読み始める。
技術的なアプローチが主体のちょっと変わった作家論みたいだ。

雨音がし始めた。

浜野志保「写真のボーダーランド」【2025年06月07日】

とにかく後一歩というのは遠いもので、あとは自分のコンテを終わらせれば山を越えるという状態にあるけれど、思った様には進まない。

ちょこちょことしたチェックやら、少し時間がかかる作業やら仕事自体は常に積まれている状態なのと、自分の体力やら気力がこれまでの山を超えた後に通常状態に戻るまではずいぶん時間がかかる様になってしまったのでいたしかた無い。

私の作業が進まないことには、先に進めないので少しスケジュールは見直ししてもらいつつ、少しづつでも作っていく。

急に暑くなったのも体力を削いでいく。
スタジオに入った方が集中はできるのだが、移動時間をそこで消費する体力を考えると家での作業にしてしまいがち。

監督業は自分の作業が終わると人に託すしかなく、その時間が結構長いので今年の後半は待っている時間が多い。
カップラーメンの様に蓋をして3分経ったら出来上がりというわけには流石にいかないので、鍋の蓋をとって様子を見ながら時間までに茹で上がらなければ野菜を小さく切り直す様なことも必要になってくる。

「写真のボーダーランド」が面白かった。
博論を大幅修正して作ったものらしい。

心霊写真の類は最近は流行らないが、AIの作る画像は心霊写真の類だ。
見えないものを可視化したいという欲望は人眼のマインドの奥深くにセットされている。
というより、奥深くのものを見つけるために写真も発明当時から利用されてきたということか。

映像を盛るということも、ごく初期からあるし、写るという段階で照明や化粧や美的な構図やら様々な形で盛られている。盛らないと写らないという物でもあったりする。

今は、人間の目ではわからない様なディティールが記録され拡大され再生される。これはありのままというものでもなかろう。

フレームもまた映像の切り離し難い限界だ。
もちろん限界を作らないと人げには認知不可能なわけで、VRは映像そのもののフレームがなくなった代わりに人間の認知のフレームが採用されているだけだ。

映像の虚構性が顕在化するとアニメの様な虚構の映像の真実性は相対的に増すのかもしれない。

Vtuberの隆盛も、その延長線上にあるのだろう。

幽霊の復権は死んだ人間を喋らせてしまう AIの映像の中ですでに始まっている。

人間の中に常に存在する見えざるもの、について考える。