今週は打ち合わせ少し多め。
某スタジオで雑談していて少し手伝った作品のパッケージ売上が非常に好調であることを知る。
昨今なかなか無いのではという規模、制作デスクくんが色々大変な思いをしていたのを知っているだけに当たってよかった。デスクくんもまんざらでもなさそうな顔をしていて何よりだ。
アニメ業界でもAIを使って制作の効率化やらを目指す様な動きが緩々と始まっているらしい。
芥川賞を取った小説が結構AIを使って書かれたとか、中国アニメでAIを使った作品が始まるとか、AIはもう無視できないのは明らかなのでどうやって使っていくかという局面に入っている。
今のところAIの絵を見ていて思うのは、やはり作成者のディレクションが肝だということ。
プロンプトとか正にディレクションだし、絵で指示するにしても結局ディレクション。
AIのツールに対してアニメーターが自分達の仕事を奪ってしまうと思うのではという意見も聞いたが、まあ相当無いだろう。結局AIは人間の様に世界を認識しているわけでは無いし生きていないので人間がやっている創作と結果は似ていても内実は全く違う。
画像生成は自分でも触ってみたいもののローカルで使うには結構GPUのパワーのあるパソコンがないとダメとか意外とハードルが高いので難しそう。
古田哲也「謝罪論」読了
興味のある題材だけど、少し物足りなかった。
ビジネスマン向けだなーと思っていたら出発点が企業での講演録だった様なので納得。
後半少し触れているけど、もう少し抽象的な哲学的問題に踏み込んでほしかった。
山本貴光「文学のエコロジー」読み始める。
文学に書かれたオブジェクトをシミュレーションの素材として読み直すというのは目から鱗で面白い。
やりたいことは色々あるものの体がついていかず。
諦めつつ諦めない。