ついに12月。
随分あったかいので、あまり実感がわかなかったけれど打ち合わせなども減り、仕事がおさまっていくので年末感を
感じてきた。
コロナの後は忘年会も減りのんびりと過ぎていく年末になりそうだ。
しばらく一人での作業ばかりになりそうなので気が抜けてる。
TAAFで毎年やっている業界人が推薦するアニメスタッフに渡す賞の候補者選びのために今年の発表になった作品御タイトルを眺め、その多さに驚く。
余裕で300タイトルはあろう。
テレビシリーズも12本のものがほとんどなのでタイトル数が増えるのも当然とは思うが、それにしても良くこれだけの数作れているものである。
自分お経験的にも噂話を聞いていても、どのスタジオもスッタフ集めにはかなり苦労している様ではある。
ここ最近はやはり漫画原作が元気で私の仕事も原作ものばかり。
あやかりたいものである。
これだけ本数があると見るにしてもどういう基準で選んでいるのだろうか。
原作ものであれば知っている人はまあ、お試しにでも見るのだろうけど、そうでないなら選択の理由はなかなか見えずらい。好きな声優さんが出ているというのは大きな理由のひとつになっているか。
スッタフで見る作品を選ぶということは、最近はほとんどなくなっているとは思う。
テレビ放映で同じ枠だから見るとか、消極的理由で見ることも多いのだろうか。
自分の作品を見てくれる人がいるというのは、まあ奇跡みたいなものだな。
最近は海外での配信・放映も大きなシェアを占めているので海外の人の反応となると本当になかなか感じる事が難しい。
しかしお客さんお顔が浮かばないままに作るというのは、広い海に漠然と釣り糸を垂れる様なもんだ。
見る人がいないものを作っても虚しいので、食べる人を想像しながら料理を作る様に作品作りも見る人の顔が見えた方が良いと思う。