ストリーボード作成で学ぶ演出(のための準備)【10】基礎的用語の説明(の難しさ)

私の演出講座の受講生たちは、短いものではあるけれど初めてのコンテを仕上げてきてくれて、ひと安心。

それを受けて本格的に座学を始める。

まずは基礎的な用語を説明しようと思いつくままに並べてみたが、ん?どこからが基礎なんだと基礎沼の存在に気づいてしまった。

映像の基礎用語みたいなものをあげつらうとそれを暗記するだけで頭がパンクしそうになるような量なので、まず絵コンテ作成で出てきそうな基礎的な用語だけに絞ることにした。

そもそも自分もよく理解していないような基礎的な知識は山ほどある。

知らなくてもとりあえず絵コンテが描けそうなものは、ひとまず除外。

基礎って、どこからどこまでなのだろか…といところから頭を抱えた。


・絵コンテ用紙各部の名称

【映像用語の基礎知識】
・フレーム
・カット/ショット
・シーン

◯映像の中に映るものの大きさ
小)ロングショット/フルショット
中)ミディアムショット/バストショット
大)クローズアップ
◯カメラの高さ
低い)あおり(仰角・低いところから高いところを見ている状態)
普通)目高(人間の目の高さ)
高い)俯瞰(高いところから低いところを見ている状態)
◯人数による区分
ひとり)
2人)ツーショット(2S)
3人)スリーショット(3S)
4人以上)グループショット(GS)

【カメラワークの用語】
◯カメラの移動
・PAN=パン(撮影フレームの移動によって起こるカメラワーク)
・付けPAN(キャラクターに撮影フレームがついていく)
・FOLLOW=フォロー(キャラクターに撮影フレームがついていく)
・T.U=トラックアップ、T.B=トラックバック(カメラが対象に近づいていく、遠のいていく)
◯ディゾルブ
・F.I=フェードイン、F.O=フェードアウト(「黒から」映像がだんだん現れる、「黒へ」消えていく。暗転)
・W.I=ホワイトイン、W.O=ホワイトアウト(「白から」映像がだんだん現れる、「白へ」消えていく)
・O.L=オーバーラップ:前の画面と次の画面が重なって映りながら変わる
・ワイプ:次画面が横から入ってくるなどして置き換わる。一度画面が何かで隠されて置き換わる)
◯その他の撮影用語
・S.L=スライド:キャラクターなどの素材を画面上で引っ張って移動させる
・T光=透過光:画面内で発光させる光(昔は撮影台の裏から光を当てた)
・ピントをぼかす:特定のものから焦点を外す。Bセルボケ大、などと書かれる・フォーカス イン・アウト:画面全体のピントを合わせる、外す

ざっくりこのくらい知っていれば(全部知らなくても)コンテは描けるかなと…。

画角とか他にも基礎的と思われるような用語はいくらでもあるけれど、暗記に時間がかかっても本末転倒だしなと思う。

基礎的な用語とは、どこまでを指すのか。
教科書的な本など見て検討するしかないかなぁ。