恩返し的に引き受けたコンテの仕事が片付き、やらなければいけないことはあるもののしばし緩やかな流れになった。
津村記久子「水車小屋のネネ」を読了。
とても良かった。
ヨウムという50年近くも生きるという鳥とそれに関わる人たちの人生を10年おきに切り取って2011年まで描いている。
1981年から始まるので私は主役の姉妹の妹の方に年齢が近く、描かれる時代は馴染み深いのだけれど現代的なテーマを持ったとても良い小説だと思う。
ちょっとずつの優しさを持ち寄って人が寄り添って生きる様を描いていてじわっと心に残る物語。
昨日は東京バレエ団の「かぐや姫」を観劇。
金森穣 氏に興味があったので見にいってみた。
ディズニーのファンタジアを見ている様で美しかった。
人間の体はこんなふうに動くのか、という感慨がある。
揺れる竹林の舞踊が一番気に入った。
昭和の時代、というか黎明期の商業アニメはヨーロッパ由来の伝統的な表現に凄く影響されていたんだなとつくずく感じる。
ディズニーの影響で始まっているのだし、それはそうだよなというもんだが。
今は音楽も含め随分多様になってきたと思う。
けど、まだまだ出来ること出来てないことは山ほどある。
ゆるゆると仕事の中で挑戦できると良いなとは思っている。
寒暖差が激しいので体調には気をつけましょう。