Netflixで碧眼 Blue eye Samuraiを見た。
なかなか面白かった。
3Dでフランスの会社がつくっているらしい。
エログロ・アクション系。
アクションがとにかく凝っている。血はたくさん、指も腕も足も切られて良く飛ぶ。
エロもちゃんとエロい。
裸のモデルはポリゴン数が多いようには見えないが柔らかく見せている。
セリフがきちんとエロティックである。日本のアニメではあまり見たことがない。
世界観はありそうで無い幕末のパラレルワールド的な架空の日本。しかし良く風俗を調べているようで嘘のつき方が白けない。
監督は女性の凄腕アニメーターらしく芝居は本当に良い。
モブのモデルなどもかなりいろんな種類を作り込んでいるように見える。物量的にも相当大変だったのでは無いかと思うが使い回しなどが上手いのかもしれない。
シナリオは序盤はとても引っ張られる。途中、母親のエピソードで主人公の主人公の行動原理がぼやけたところや、後半に行くにつれポリコレ的な目配せが目立つようになって仕方ないところはわかるが失速感を感じる。が、概ね良くできている。
日本だと川尻さんの作品のようなテイスト。
日本でもまたこういうのを作れる人が出てくると良いが…。
あとはアマプラでスピルバーグのフェイブルマン。
こちらも面白かった。
スピルバーグの自伝的な作品。
懐かしいカメラが沢山出てくるので、そこだけでも堪能できる。
ボレックスは8ミリのカメラも作ってたのか?分からないのだけど、16ミリのカメラは学生時代使っていて懐かしかった。
いい感じに屈折した青春物語になっていて、単なる映画少年のサクセスストーリーではない。
恋愛が大人にとっても子供にとっても人生を救ったり落っことしたりするように、映画作りも人生を救ったり落っことしたりするという当たり前のことを温かく描いている。
映画館で観たかった。