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劇場版アイカツ!舞台挨拶【2024年12月02日】

どうもパソコンが突然逝ってしまったらしい。
なぜこの忙しいタイミングで…と思わずにはいられない。
季節の変わり目はパソコンも調子を崩しやすいということなのかもしれない。
調べた限りは限りなく望み薄な状態のようだ。
もうだいぶ使ったご老体だったので仕方無いといえばそうである。
電源は入るものの内部のハードディスクを認識できないらしく、中を覗くことも難しそうだ。

幸い仕事のデータはバックアップがあるし、他のデータも前日までのバックアップが生きていたので特に重大な損失は無さそうなのだが、憂鬱な気分である。
この文章はサブのラップトップで書いている。

いま、仕事は基本的に全てデジタル化してしまっているのでコンピューターがないと何もできない。
紙と鉛筆であれば調達は非常に容易なのだが、パソコンはどうしても新調するのに時間がかかる。
完全デジタル化も考えものか、と思ったりするが特に商業アニメはもっとデジタル化しないと効率が悪くて敵わんので後戻りはできない。



土曜日は劇場版アイカツ!の舞台挨拶があった。上映後と上映前の最近よくあるパターンで2回。
すぅちゃんと二人でというのは初めてのようだ。
すぅちゃんと会うのは久しぶりというわけでも無いのだけれど、いつもの笑顔を讃えて見せてくれてほっとする。
舞台挨拶での私の話は、結局どこかで話したことがあるような内容ではあったけど、すぅちゃんのトークが冴えていてお客さんは十分満足であっただろう。
10年の間にすぅちゃんのトーク力は随分と上がった。そりゃ、どれだけ沢山舞台挨拶やらイベントやらで喋ったか分からないくらいだろうから当然と言える。
場数だけではなく確実に大人になっていて、昔だったら照れて出てこなかっただろうな、と思うようなセリフもポンポン出てきて隣で聞いているのが大変面白かった。

ほとんどが、再見の人だったけれど中には初めて見るという人もいたのが驚き。
付き添いで来たのだろうかなどと推察していたのだが、新しい観客が来てくれるのは嬉しいことだ。
初日で結構動員が有ったようで数字を聞いて少し目が丸くなった。

長く愛される理由は何処にあるのでしょう、というような質問が舞台挨拶の中であったけれど、そりゃあ制作者には分からない。

もちろん推理はするけれど。

「作品」というのは作品と観客の間に立ち現れるというのが私の考えなので、どんな作品でも究極的にはその人それぞれの理由が作品と観客とを繋ぎ止めていると思っている。

大きく似たようなところが共通して響いているということはあると思うけど、それを探り当てただけでは良い作品は作れないのじゃなかろうか。

じゃあ、何処へめがけて作るんだよ、と言われれば一応ストライクゾーンのようなものは想定している。

ヒット、と呼ばれるようなものは作品そのものだけでは無くて周りの状況とも相まって作られるので作品がよく出来ているからヒットするというわけでは必ずしもない。

ただ、良い作品でなければ長い年月残っていかないのは間違いはなくて、商売と良い作品を両立させるというのが難しいところなのだと思う。


しばらく前に九州の大学生からアニメの音響についてのインタビューを受けたのだが、その研究の発表が行われるらしく発言内容の確認のメールが来ていた。
私の他にも結構すごい人が協力していた。
アニメの研究をしている人は最近増えていて、隔世の感がある。
発表が上手くいく事を祈ろう。


富野由悠季の「映像の原則」が再販しているのでパラパラと本屋で捲ってみたが、結構良い本だという気があらためてした。昔発売された当時読んで以来なので内容はあまり覚えていないのだけれど。
あとで買って参考にしよう。
幾つか「絵コンテで学ぶ演出」用の資料は当たりはつけてある。
放っておくと面倒くさくなるばかりなので、少しづつでも進めたい。

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