もう随分前にシリアモナムールという映画を見た。
YouTubeなどの配信サイトに上がっていたようなシリアの反乱が起こった後の色々な映像を繋げて作ったという変わった作りの映画だった。
渡辺大輔のイベントで予告を見て面白そうだったので見に行った。
随分気の重くなる映画だ。
それから随分経ってアサド政権が倒れた。最近ニュースを追いかけていなかったのでまさかと思ったが、どうも本当らしい。
ロシアはウクライナとの戦争に集中していてシリアは手薄になっていたのだろうか。
たしかシリアにはロシアの軍港だったか軍事拠点があったはずだが。
ロシアが絡んでいる内は内線は終わらないだろうと思っていた。
始まる戦争もあれば終わる戦争もあるのだというのは希望だ。
ernest sanctuaryという猫を中心とした動物の保護を行なっている組織がシリアにある。
壊れた街に行っては動物を救い出していた。
よく内戦の最中にそんな活動が続けられるな、と思っていた。
ヨーロッパなどからの寄付で運営していたようだが(私も何度か寄付をした)そもそもモチベーションが保てているのが奇跡だ。
独裁、は独裁ではなく支えている人間がいるわけで、シリアもこれからがそういう人ガン達と向き合うわけでしんどいことがたくさん待ち受けていそうである。
民主化したって大変なのことが明確になった世界なのだが、変わらない状態が保障されているというのは地獄のように思える。
十数年失われていた日常が早く取り戻されることを願う。
2024-12-09