月曜、TAAFのイベントの一つYOUNG POWER 2024という学生作品の上映イベントに呼ばれた。
作品上映後に講評をしてくれということで私とニンケ・ドゥーツさんというオランダの作家が登壇した。
学生の作品は美術大学の学生の作品なので、私よりはニンケさんのコメントが学生たちには有用だっただろう。
司会は野村 辰寿さんという90年代「ストレイシープ」など作っていた多摩美の先生。というのは名刺を見て後で調べて知ったのだが。
基本的に卒業制作で作られた作品らしい。
まず、アニメの場合一人で作品を完成させるのがとても大変なので、完成しているというだけで素晴らしい。私も卒制でアニメを作ったが大変だった…。
概ねデジタルツールを使って作られていたが、撮影以外はデジタルを使わない伝統的なストップモーションアニメもあった。
中にはびっくりする様な出来の作品もあって、多摩美の高山さんと東京造形の伊藤さんが作った作品は飛び抜けていた。
とはいえ、続けていれば皆上手くなるだろう。
アニメは作り続けるのが大変だ。学生でなくなった瞬間、自分の食い扶持を稼がなくては行けなくなるがアニメを食い扶持にできる人は限られるだろう。
私の様に商業アニメを生業にするとインディペンデントで作りたい人は時間を作るのが難しいだろう。
どういう形であれ、作り続けられると良いのだが。
水曜は某会議。
どうも私のセンスは他の人とズレている。
まずまずの落とし所に落ち着いたとは思う。
木曜も会議。
こちらは細々と詰めて時間がかったが進行としては順調であろう。
金曜は某作品の打ち上げ。
自分の作品の打ち上げをやるのは一体何年ぶりだろうか。
ピカちんキットの打ち上げはコロナで出来なかったので。
その前に出た打ち上げが何だったのか記憶がない。
思ったより随分多くの人が来てくれていた。
中には10年以上前に関わった作品のスタッフが当時いた企業とは違う企業の社員としてきていて、声をかけられてびっくり。
見た目があまり変わらなかったので思い出せた。
色んな人に声をかけてもらったが、残りの人生で自分ができることは何だろうと、また考え込んでしまった。